フルマラソン1ヵ月前(直前30日)の走行距離が及ぼすレースへの影響

『今日で連続23回目のサブ3*が途切れます。』

*サブ3(サブスリー)
フルマラソンを3時間切って完走すること。達成した人数は全市民ランナーの5%とも3%とも言われています。市民ランナー憧れの称号でもあります。(*^^*)

昨年2017年の田沢湖マラソン。
関東からいらっしゃったというその方が打ち明けてくれたのは、並走しながらの今のペースでは3時間切りが絶望的な『37km』付近でした。

この日の田沢湖マラソン。
私は東京マラソンの推薦出場枠(2時間55分以内)を目標に、前半は強い風に苦しみながらも、なんとか後半に望みをつなぐような走りができていました。

しかし・・・
25km過ぎに急激にペースダウン。
その方も同じ頃ペースが落ち始め、お互いに追い越したり追い越されたりを繰り返していました。『顔』も『名前』も知らない者同士でしたが、

『一緒に(ゴールへ)向かいましょう!』

と、お誘いしたのは約30km地点のあたり。
そこから、たわいない話や励まし合いながら共にゴールへ向かいました。

その方からのお話で印象に残っているのが、
貯金だけじゃ走り切れないものですね。
という言葉。

ひと月ぐらい前に体調を崩し、9月に入ってからの走行距離は約50kmとのこと。(2017年田沢湖マラソンンは9月16日)

『イケると思ったんだけどなぁ。(*^^*)』

前年2016年の田沢湖マラソンを含め、これまで20回以上も積み重ねてきた連続記録が今日途絶えようとしながらも、無念さ以上にどこか清々(すがすが)しささえ感じさせるような言い方でした。

・・・

実は、私も同じような状況で。
お盆明けにひいた風邪が長引き、走り込む距離が不足。

ただ、1週間前の10kmレースでほぼベストタイムを出せたこと。そして、何よりこれまでの積み重ねでなんとかなるだろうと思ってますた。スタート前までは。

・・・

それから、数週間経ってからですが。
その時の出来事が気になり、私がサブ3を目指したレースでの『直前30日間』の走行距離を調べてみたところ・・・

2016年02月 いわき 207km
2016年09月 田沢湖 363km
2016年11月 つくば 290km
2017年03月 東京    267km
2017年09月 田沢湖 177km
(★印がサブ3を達成したレース)

サンプルが少なすぎて断定はしかねますが、それでも感覚的に感じたのは、
フルマラソン直前1ヶ月の走行距離が及ぼす影響は少なくない
ということ。

また、20回以上も連続でサブ3を達成するぐらいのランナーでも、直前の走り込み不足で対応が難しくなるのがフルマラソンなのかなと。

・・・

ところで、田沢湖マラソンでの続き。

3時間をゆうに超えたゴールゲートを一緒にくぐり、『ありがとうございますた』と声を掛け合い握手。お互いに名前も聞かずそのままお別れしちゃいますたが、
『また、がんばらなくちゃですね。(^^)』
と、最後におっしゃったその方の爽やかさがとても素敵で。(*^^*)
お名前は存じ上げませんが、再び連続記録を積み上げていかれることを願わずにはいられません。(^^)

・・・

ちなみに、先日の『勝田全国マラソン2018』はサブ3でPBを更新できますたが、
直前30日の走行距離はちょうど300kmほど。

以上、ちょっと頭でっかちで、かなり偉そうに、珍しくマジメに語っちゃいますたが、
フルマラソンに挑戦する『どなたか』のご参考になれば幸いです。<(_ _)>

↓私は浅はかですが、田沢湖は日本一の深さなんですYo!(^_-)

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