力強く、
『頼むな!』
ひと回り以上歳の違う第3走者の
先輩から襷(たすき)を受け取った
時の言葉です。
ハッキリ言って。
超カッコよかったです!!
少々身震いしたのは、
小雨の降る寒い中だからではなく
その男気にも似た
『襷をつなぐ』
という思いに対して。
第4走者の私は受け取った襷を
慣れない手つきで頭から通し、
余った部分をランパンに押し込み、
最終中継所に向かいますた。
ちなみに、
最終区では先頭ランナー通過後10分で
一斉に繰り上げスタートというルール。
現役の高校・大学生チームの速さを考えたら
当チームもその例外ではありません。
とにかく!
『この襷を繋ぐこと!』
を第一に。
そして第二は。。。
『なんて言って襷渡そう。(*^^*)』
かと。
『頼みます!』
は、パクリだし。
『俺らの思いの詰まった襷です!
よろしくお願いします!』
は、長すぎか。(^^;)
そんな不埒(ふらち)な事を考えながらも
最終中継所が近づいてきますた。
そこは大きく左にカーブした向こう側。
私に気が付いた運営係の人が叫びます。
『次!53番!!(私の番号)』
電柱1本分先の係りの人も復唱して
中継所方向に伝えます。
『53番!!』
『襷を繋げる!!』
歓喜のラストスパートで
そのカーブを曲がり切った先に
見えた風景。
・・・
100mほど先の『そこ』には、
十数名のランナーが進行方向に向かい
一直線に立っていますた。。。
『えっ?』
の一瞬の後。
『パン!』
乾いたピストルの音が鳴り響き、
そのランナーたちは一斉にスタートを
切ったのです。。。
時間にして約20秒。
間に合いませんでした。(T_T)
『襷』を繋げませんでした。(T_T)
待つ人のいないそこにたどりつき、
膝から崩れ落ち号泣する私・・・Orz
(すみません、最後は盛りますた<(_ _)>)
『駅伝』
そこから得られるものは
時にほろ苦くもありますが、
ビール同様、
味わってみなくちゃ分かりません。
そんな、『駅伝』。
たまにはいかがですか?
単独走とはまた違った楽しみが
ありますよ。(^_-)
・・・にしても。
やっぱ悔しいです。(T_T)/
注)
いちお誤解の無いよう。
ゴール後、
チームメイトの皆さんは
とってもあたたかかったです。(*^^*)